スマホ顕微鏡 L-eye のワークショップ

スマホ顕微鏡のワークショップを急遽開催することとなった。
じっくり内容を練ってからでもよかったのだけれど、もしかしたら夏休みの宿題にかけこみで間に合うかもしれないという意味もあり、8/30の水曜日にやってみた。

当日はL-eyeの開発者 永山國昭さんと、Life is small. Company 代表の白根純人さん、科学コミュニケーション研究所の共同代表田原敬一郎さんの3名がいらっしゃって、L-eyeの使い方を説明した。

白根さんはカフェに来るのは2回目なので比較的落ち着いていた。朝、海でアマモやカニを採ってきてくれた。
永山さんはモルフォ蝶の研究者でもあることから、当日はモルフォ蝶の翅の断片を参加者へのお土産とし、ワークショップでも構造色のことなどを説明してもらおうと思った。
そのほか、ワークショップ用ボルボックス(遠心分離機で濃縮してある)やウミホタル、青針銅鉱など、いろいろ用意した。

平日だったのでカフェスタッフ縞子が来れないので、クラゲ友達のミコ・ヴォイドくんと姪にお手伝いをお願いした。

永山さんは蛍光鉱物に大興奮で、カフェに訪れる小学生がするように、なんでもかんでもブラックライトをあてていた。

田原さんはずっとボルボックスが回転するのを見ていた。

ボルボックスは大きなものや小さなもの。
娘細胞が親を破って飛び出したあとの、空っぽな親の残骸。
いろいろなものが観えた。
みんなくるくる回転していた。


動画はヴォイドくんが撮影したもの。



ウミホタルの行動

ウミホタルの水槽。

昼間は砂に潜ってしまっているので、何もいない水槽にしか見えない。
夜行性のウミホタルが活動する時間になってから、部屋の照明も消して餌を与えても、結局、見えない。

それで、夜中の給餌をやめて、朝、陽が昇ってから(黒い紙で覆っているので、それほど明るくはない)餌を与えることにした。
また、しらすやちくわなどの比較的水を汚さない餌はそのまま翌朝まで入れておくことにした。
(喰いっぱぐれ同士の共食い予防のため)

今朝、昨日与えた笹かまぼこを引き上げ、代わりにしらすを入れた。

早速、ちょこまかしたゴマ粒みたいなのが出てきた。
なんだか、小さい。
もしかしたら二世代目かもしれない。


不思議な行動をとるウミホタルがいた。
砂の上に落ちたしらすには目もくれず、水面付近を泳いでいるのだ。

水面に浮かんでいるしらすをつついたりもするので、それの匂いに引き寄せられているのかとも思ったが、少し違う。

下に沈んでいるしらすに喰らいついているのは本当に小さな個体。

水面近くを走り回っているのはかなり大きな個体だ。
少し小さなものもいるが、同じ世代の雄だと思われる。

30分ほどそうしていたが、やがてみな砂に潜ってしまった。

8月ももうすぐ終わり。
あと数週間は10月に出版する本の作業で忙しいのだが、一段落する頃には本格的な秋がやってくるだろう。
その頃に、ウミホタルを捕まえて(あるいは死んだのを拾って)観察してみようと思う。

ウミホタル/きらら舎ウミ
動きが速すぎて撮影不能。
真ん中あたり水面間際の黒い点が雌と思われる個体。

ウミホタル/きらら舎ウミ
以前、小さなシャーレに入れて撮影したもの。
卵を抱えている。
最近の小さな個体はこの時期の卵が孵ったものなのだろうか・・・・・


ツノガエルのオタマがやってきた

日曜日に姪にファンタジーツノガエルを買ってから、さらに出費は続いた・・・・・
飼育容器、餌、給餌用の道具、餌のメダカを飼育する設備、そして本。

勉強がとにかく嫌いな姪が、夜中遅くまで本を読んだり、ネットでカエルのことをいろいろ調べたりして、あっという間ににわか知識を身に着けていた。興味が何よりの動力源であると実感した。

その後、2人でさらにいろいろと調べていて、ふと疑問に思ったことがあった。

ツノガエルは別名パックマンフロッグともいわれるくらい口がでかい。
しかし、オタマはおちょぼ口である。
オタマジャクシからカエルへの変態には脚が生え、手が出て、尻尾がなくなるだけではなく、さらにいろいろな変化があるはずだ。
早速調べてみる・・・・・

脚は小さなものが生えてきて、少しづつしっかりと大きくなってくるようだ。
手は体の中で作られて、ある日突然、もにょもにょと出てくるらしい。
そして手が出たら、いよいよ上陸で、おちょぼ口の中にあった黒い歯が上下とも抜け落ちる!!
歯が取れたら口が裂ける!!!!!

もう、これは実際に見るしかないでしょ。・・・・・ってことで、オタマがきました(笑)。

ツノガエル/きらら舎
ツノガエル/きらら舎
来た日(8/24)



ツノガエル/きらら舎ツ
2日目(8/25)



オタマはクランウェルツノガエル。

ペパーミント同士のかけあわせなので、ペパーミントカラーになる確率が高いようだが、オタマ時代には模様がなく、実際にはどんな色になるかはわからないのだそうだ。

 

ツノガエル/きらら舎

ツノガエル/きらら舎

 

5日目(8/29)

骨格が目立つようになった。
カエルの模様も現れた!
脚ももはやカエルのそれ。ほっぺが赤い気がする。

また、撮影できなかったのだけれど、裏から見ると体内で手ができているのがわかる。

ちょうどセーターの中に腕をまげて隠しているような、そんな状態。

 

 

ツノガエル/きらら舎


ツノガエル/きらら舎

 

ツノガエル/きらら舎

 

6日目(8/30)

カフェにてヴォイドさん撮影
口がおちょぼ口じゃなくなってきているような・・・・

 

 

 

 

ツノガエル/きらら舎

 

ツノガエル/きらら舎

7日目(8/31)

なんと
歯が取れた!!
入れ歯をはずして捨てた感じ。

口も少し大きくなった。

 

 

ツノガエル/きらら舎
 

 

ツノガエル/きらら舎ツ

 

8日目(9/1)


上陸!!
目玉が上に飛び出てきて、口も昨日よりさらに大きくなっている。来た時の顔と全然違う!!
もはやカエル!

 

 

 

 


 

 


姪に買ったのはファンタジーツノガエル。クランウェルツノガエルとアマゾンツノガエルの交配雑種で、飼い易いということで買ってみたもの。

ツノガエル/きらら舎ツ
ツノガエル/きらら舎ツ
口がでっかい。舌も長い。
動くものに喰いつく習性があり、ピンセットにも喰らいついてきた!



サカサクラゲタッパ軍団全滅か!?

ポリプ壜の中では多い時には毎日、少なくても週に1〜2匹はクラゲ(メドゥーサ)が生まれている。
見つければ救出するのだが、壜の中を水流でかき回さないと、なかなかすべてを見つけることはできない。
ポリプ壜はスポンジフィルターで濾過しているとはいうものの、2か月くらいは水はそのままで(水の中にはたくさんのプラヌロイドがいるため)、さらに、スポンジフィルタにポリプが固着しているので、フィルターを洗うこともできない。

そんな水の中では生まれたてのエフィラは元気に育つことはできないので、みつけた時にはかなり弱っていたり、縮こまってしまっていたりするから、できる限り、毎日の探索が必要となる。

こうして壜から救出されると、直径10cmほどの硝子容器に移す。
ここで育つと次の容器に移す。
何段階かサイズ別に容器があり、1cmを超えると米櫃として使ったり、食パン一斤を収納したりできるサイズのタッパに収容され、2cmを超えると水槽に移す。

容器はカーテン越しとはいえ南窓に面しているクラゲエリアでは、水量が少ないびんの温度はすぐに上昇してしまうので、フタはしていなかった。フタなし容器で飼育していたものが、数日前の朝、突然みんな固まっていた。
水質悪化で弱るのとは違い、まさに固まってしまった状態。
イソギンチャクは粒になってしまっていた。

急いで換水をしてみたものの、改善は見られなかった。
大きなものは水槽に避難させてもみた。
しかしほとんどがそのまま死んでしまった。
フタをしなかったせいでクーラーを清掃した際の薬剤が混入したのかと思っていたのだが、 原因はどうやら水質管理の薬剤だったようだ。
ポリプは適応性があるのか、体の構造のせいか問題はなく、水槽も水を全量交換したわけではなく底面濾過もしているので、害がなかったようだ。
水質管理薬剤の中の「魚のえらや皮膚を保護する成分」がクラゲや小さなイソギンチャクには合わなかったようだ。

飼育中でも救出が遅れて(救出時に2mm以下)、結局育たずに、粒になってしまうものもいるけれど、とりあえず、生きているかもしれない場合はそのまま飼育を続ける主義なので、小さなフリスビーのようになってしまったサカサたちの中で、水流を与えて崩れてしまわない個体は別容器に移して様子を見ることにした。

サカサクラゲピンチ/きらら舎

すると、今日、数匹が拍動を始めた。生きていたのだ。
上手く復活するといいのだけれど。

ポリプ壜からは、新しいエフィラを救出してきた。
ここ数日のバタバタでポリプ壜からの救出をすっかり忘れていたので、かなり縮まってしまっているものもいるが、何匹か生まれていました。
また一から丁寧に飼育していきたいと思う。

サカサクラゲ/きらら舎サ
サカサクラゲ/きらら舎サ
サカサクラゲ/きらら舎サ


アクアリウムバスに行ってみた

基本的に休日はない。

友人に言わせれば毎日が休日に見えるらしい。

 

好きなことをやって生活しているので、苦ではないけれど、時給換算すれば安いので貧乏暇なしを実行しなければならないわけだ。

お盆休みもないのだけれど、久しぶりにイベントへ出かけてみた。

 

出店者としてではなく、お客として呑気に見て歩くのも楽しい。

 

誰も一緒に行ってくれる人はいないので一人で行くかと思っていたところ、 サカサクラゲをおしつけた近所の人と甥&姪が一緒に行くことになった。

爬虫類や両生類、苔や水草や金魚。 モモンガやインコやネズミやハリネズミなどが売られていた。

 



 

カブトムシ、クワガタもいた。 オオミジンコも売られていた(これは何かの餌用だろう)。

タランチュラやサソリがいた。

 

いろんな趣味があるもんだと歩いていると、なんと、ゴキブリまで売られていた。

コオロギその他の虫は餌用なんだろうけど、ゴキブリもそうなのかな・・・・・・考えるのはやめておこう。

 

以前、このイベントでクラゲのポリプを買ったという人がいたのだけれど、今年はクラゲやポリプはいなかった。

 

ちょうど、待ち合わせしてウメボシイソギンをクラゲ友達のヴォイドさんに渡した。

以前、このイベントでポリプを売っていたのは彼らしい・・・・・ なんと世間の狭いこと!!

 

フトアゴトカゲの飼育を両親に許可してもらえなかった甥&姪は、それぞれ、ツダナナフシの卵とファンタジーツノガエルを買って帰路についた。

 

ツノガエル/きらら舎

 

ツダナナフシ/きらら舎ツ

 

ツダナナフシは孵化のタイミングを実験することにする。

 

ツダナナフシ/きらら舎ツダ

 

天氣後報 II

   >> ツダナナフシ    

   >> ファンタジーツノガエル



L-eye 写真部

少し前のこと。

Life is small. Companyの白根さんという方からメールが届いた。

『鉱物レシピ』を読んでくださって、きらら舎に辿りついたそうだ。本はこういう縁も繋いでくれる。

 

L-eye は発売前から気になっていて、発売直後にきらら舎でも扱っていたことがある。

しかし、当時は iPhone用だったので わたしのスマホではレンズの位置が異なり、使い勝手があまりよくなかった。

その後、クマムシ観察のためにデジタル顕微鏡を、ポリプ観察のために立体顕微鏡を買ったので L-eye のことはあまり気にしていなかった。

そこへ、白根さんは鉱物のマクロ撮影ができますよ!と新作を持参してはるばる神奈川から来て下さった。

鉱物のマクロ撮影は憧れで、 Yaiba Sakaguchi さんが好きで、以前にTメーカーさんに教えてもらいながらベローズを買ってみたこともある。マクロレンズも買ったけれど、結局使いこなせていない。

スマホのズームでいいや・・・・・最近はそう思ってさえいた。

 

『標本BOOK』の書店キャンペーン用に入手した解剖顕微鏡は雰囲気もよく、カフェで細かい結晶を観察してもらうには、これで十分でもあった。

 

 

久しぶりに手に取る L-eye はずいぶんと進化していた。

倍率もいろいろあり、さらに反射型以外にも蛍光顕微鏡、発光顕微鏡、 偏光顕微鏡なんかも完成していた。

 

そこで、ここ数日、宿題サポートのお問合せが多かったので、急遽 L-eyeのワークショップを行うことにした。

 

宿題には、ボルボックスやモルフォ蝶の翅、雲母の光の干渉などの説明ができる。

その中で興味を持ったものを(全部でも)まとめて、さらに自分で撮影した写真や被写体実物を添えて提出すればよい。

個々の自由研究でなく、マクロ写真そのものをたくさん撮影して提出してもいい。

拡大されているとそれが何かわからないから、それが何であるか、どの一部であるかなどを合わせて記載すれば立派な宿題になりそうだ。

 

夏休み中と思ったので8/30(水)しかなかったのだけれど、本当は自分が一番やりたかったんだ。

 

超拡大したグリーンヒドラの捕食の様子がサカサクラゲのエフィラの動画を撮ってみたい。

青針銅鉱も解剖顕微鏡で観るよりきれいだろう。

 

永久プレパラートペンダントだって・・・・・

 

L-eye写真部/きらら舎L

 

L-eye写真部/きらら舎L

L-eye写真部/きらら舎L

 

 

 



サカサクラゲポリプびん

ポリプの増殖の仕方にはいくつかある。

ミズクラゲのようにポリプ自体が分裂したりポッドシストという体の一部を残して移動し、その一部が再生するもの、

カギノテクラゲやマミズクラゲのようにポリプが全長0.5 〜 1.0mmの蠕虫状のフラスチュールと呼ばれる幼生を放出するもの、

ヒドロ虫綱はちょうど地下茎のようなヒドロ根(ストロン)を伸ばし、そこからヒドロ花と呼ばれるポリプを出す。

タコクラゲやサカサクラゲはポリプからプラヌラのようなプラヌロイドを出す。

 

ミズクラゲやヒドロ虫綱の場合は、換水も気軽に行える。

マミズクラゲ目のフラスチュールも基本、匍匐前進だから、水面付近をスポイトで吸い取っていけば、フラスチュールを吸い込むことは少ない(ゼロではない)。

 

それに比べてプラヌロイドを出すポリプ壜の換水は難しい。

 

 

ところが今日、サカサクラゲのポリプ壜の一つが濁っていた。

多分、海水を入れてはいけないガラス壜を使っているので、ふたが錆びて、錆などを含んだ水滴が壜内に落ちたと思われる。

1/3ほどスポイトで吸い出して換水したが、濁りは取れない。

 

そこで小さな給餌用のタッパ(水槽のような形)にザバババ〜〜ッと1/3ほど流し出して、きれいな海水と入れ替えた。

タッパをみると、ザバババ〜〜〜ッの中には小さなはぐれポリプやエフィラの姿がある。

スポイトで吸って、壜に戻す。

 

さて、ここからが大変。

下に黒い紙を敷いて、老眼鏡をかけて小さな白い粒を一つ一つスポイトで吸い取って、シャーレに移していく。

 

シャーレの下にも黒い紙を敷いて、吸い出したものをルーペや顕微鏡で調べる。

今回はスマホカメラの倍率を最大にする方法(これが一番手っ取り早い)で見てみた。

 

サカサクラゲプラヌロイド/きらら舎

0.2〜0.5mmほどの白い粒。

これらがサカサクラゲのプラヌロイド。

 

結構たくさんいる。

忙しい時に換水すると、もういいや!!って、排出した水を確認しないで捨ててしまっていた。 今まで、結構捨てていたのかもしれない。

 

 

 

 



無腸動物

先日、ウミブドウを買った。

食用とは別に水槽用海藻として届いたウミブドウは思いのほか大量だったので(うちの水槽がすべて小さいともいう)、ポリプともだちのヴォイドさんに 2/3 ほどおしつけた。

 

その後、ヴォイドさんがウミブドウを投入した水槽で不思議な生き物が見つかった。

画像を送ってもらったところ、ヒラムシとか言われている生き物に似ていた。

 


(ヴォイドさんが撮影したものを勝手にトリミング)

 

昔はそう分類されていたこともあるらしい。

今は「無腸動物門というよくわからんグループの動物らしくて適切な呼び名すらない」のだそうだ。

 

ところでウミブドウは、あげた(押しつけた)残りの1/3をカギノテクラゲがいた水槽に投入していた。

カギノテクラゲは寿命も短く、採集したものをもらってしばらく飼育していたのだが、先月中旬に全滅して今はなにもいないように見える。しかし、水槽を洗ったりはしない。

 

カギノテクラゲは「ヒドロ虫綱淡水クラゲ目」、つまり、うちにいる同じ「ヒドロ虫綱淡水クラゲ目」のマミズクラゲとポリプや無性生殖が同じだと推察できるので、ポリプはよくあるポリプの形(触手を伸ばしたイソギンチャクみたいな形)はしていないし、さらに小さな糸くずのようなフラスチュールを出すはずだ。

飼育している間、有性生殖が行われて、水槽の底砂にポリプができている可能性がある。

しかし、ある程度殖えたりクラゲがでなければ確認は難しいと思う。

水槽を洗えないので、水をきれいにするためにウミブドウを入れてみたのである。

 

しかし、ウミブドウは24時間ずっと光をあてていないと傷んでくる。

水を少しでも浄化しようとして投入したものが痛んでしまっては元も子もない。

 

最初に2/3を引き取ってもらったヴォイドさんに残りも押しつけた。

彼は24時照明をしているので、弱ったウミブドウも復活させてくれるだろう。

 

また、何もなくなった水槽を見て、せめて壁面だけでも洗おうかなと思い、残ったウミブドウのかすを拾っていたところ、水槽の壁面に数日前に「たぶん海ぶどうに付いてきたと思う」と画像が送られてきたアイツを発見した。

名前がわからないので、とりあえず無腸動物と呼んでいるが、猫を見て脊椎動物と呼んでいるに等しい。

なんとか SP付きでもいいのでもう少し詳細なグループを知りたいものだ。

 

全面的な信用はしていないけれど、まずはwikipediaで検索してみる。

結局よくわからない。

どうやら、アクアリストには好かれていない生物であるようだ。

しかし。よく観察していると結構可愛い。

 

奥歯のような、羽根のないクリオネのような、そんな姿。

白っぽい半透明な体の中央に色づいている部分がある。

 

動く方向から、二股に分かれているのは尻尾側だとわかった。

 

無腸動物/きらら舎

 

ブラインシュリンプを食べると教えてもらったので、早朝に洗っておいたブラインシュリンプを与えてみる(半数以上死んでいたんだけど)。

 

 

口が大きい。

壁を這って口を開けてブラインシュリンプを食べる。

方向転換は思いのほか素早い。

 

 

 

 

 

 

 



謎の仔猫

カフェの前は神社で、裏は公園だからか、昔から多くの野良猫がいる。

 

カフェの前で夕飯の残りのようなものや、缶詰を直に置いていく人がいるので、掃除が大変だから皿を置いておいた。

変なものを食べて死んでしまった猫がいるので、 「ドライフード以外与えないでください」と貼り紙をしたら近所から苦情が来た。

 

それでトイレ場所も用意した。

 

地域猫はなかなか難しい。

 

実際に髭や尻尾を切られたり、毒を飲まされたりする猫もいる。

懐っこい猫ほど被害に遭う。

歴代の野良猫がいて、最近では数年前に身重で捨てられたアビシニアン系の雌がいた。

美女だが警戒心が強く、絶対に捕まらない。

これの子供が「部長」。

動作がおっさんくさいので、そう呼ばれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部長のママだからこの雌は「社長」と呼ばれている。

 

毎年、春に子供を2〜3匹産む。

一昨年前にわたしは奇形の仔猫を保護していたが(半年の命だった)、これも、この猫の子供。

 

さらに、昨年、育児放棄したのもこの猫。

3月下旬に駐車場で仔猫を産んだものの、雄にモテルため、出産後9日目に育児放棄して男のもとへ走ってしまった(笑)

 

放棄された仔猫は今、甥と一緒に母の家で飼っている。

 

そんな猫事情の中、昨年の育児放棄のあとすぐにまた仔猫が生まれた。

新・縞子と、新・無地子。

社長も高齢な上、体も小さいので、ここ数年は2匹しか産まない。

そしてたいてい、1匹が縞で、もう1匹がアビシニアン的な色の子である。

 

モテル社長の娘なので、2匹とも1歳になるかならないかの頃に妊娠した。

 

新・縞子(今、母の家にいるのがその前の縞子なので、こちらは新・縞子)は毎朝、カフェの前で猫に餌をやる方が引き取ってくれた(そこで生まれた仔猫、里親募集中)。

 

新・無地子は母親譲りで捕まらないまま、神社の倉庫の隙間で子供を産んだ。

 

 


2つの倉庫の隙間に人が通らないように板が打ちつけられている。

この写真はその隙間から撮影したもの。

 

そこに仔猫がいるとわかると、猫好きな近所のおじいちゃんたちは、板をずらして中を覗く。

たくさんの人が半分朽ちていた板をずらした。

そして、板は壊れた。

 

すぐに神社の人が板を補修し、中に猫は入れないようになってしまった。

そうなれば、第2の棲み処はカフェの横の駐車場になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社長は、娘の新・無地子(ビビりなのでビビと呼ばれるようになった。しかし、ビビりなのではなく警戒心が異常に強いのだと思う)に「シマ」をゆずってどこかに行ってしまった。

 

さて、この新・無地子改めビビの子供もまた、縞と無地だ。

 

しかし、数週間前から仔猫の姿が見えなくなった。

カフェの横に停めて車のそばで、ビビはずっと子供を呼んでいる。

雹が降った翌日のことである。

 

その翌日、車が点検に出された。

そしてボンネットを開けたら、縞のほうの仔猫がエンジンルームに入っていたとLINEが来た。

信じられないことに無傷。

点検を終えて、でっかいダンボールに入れられ仔猫は戻ってきた。

 

強運な仔猫は新新・縞子(ややこしくなってきた)。

新新・無地子の姿はない。

 

前置きが長くなったけれど、ここからがタイトルの内容となる。

昨日の朝、カフェの前を見ると、餌をもらったのかビビ一家が遊んでいた。

ビビと仔猫が2匹!

新新・縞子と、もう1匹の仔猫も縞模様。

そして若干小さい。 尻尾もなく、髭も切られている。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前の写真と比べてみても別人(別猫)だとわかる。

 

 

KENTさんに、エンジンルームで尻尾と髭が切れたんじゃないの?と聞いてみる。

「怪我もしてなかったし、連れ帰ってきた時、尻尾は長かった。」

 

 

多分、強運猫は一緒にいる、これ。

新新・縞子だろう。

 

 

 


それから3匹はずっと一緒(ついでに部長も加わって4匹一緒)。

ビビは仔猫をじゃらすように尻尾で遊んでやり、背中をなめているし、新新・縞子と一緒にじゃれて遊んでいる。

 

しかし、この子は誰なんだ!?

突然現れて、しかもそっくり。

 

シマを娘に渡した社長は少し離れたところで仔猫2匹と一緒に、誰かから餌をもらっていた。

ビビの子供よりも大きいから、こいつは社長の子供でもない。

 

縞子の名前はもはやなにがなんだかわからなくなったが、こいつは今、謎・縞子と呼ばれている。



ウミホタルの発光

ウミホタルは負の走光性を持っている。
つまりブラインシュリンプなどは光に寄ってくるが、ウミホタルは光を嫌う。


そのため、昼間は砂に潜っていて夜になると活動し、
真っ暗なほうがたくさんの個体が水槽内を泳いでいるのを確認できる。

 

が、真っ暗だと撮影が難しい。

 

とりあえず、夜、少し離れた照明だけで、給餌をしてみる。

 

メニューはカニカマと魚肉ソーセージ。
極端に水質を悪化させる刺身や生レバー以外では、この2つが人気があるようだ。

では、この2つのどちらがお好き?ってことで2種類の欠片を投入してみた。

 

どっちも同じくらい?
魚肉ソーセージのほうが多い??
迷ってる???

 

砂の中にはあとどのくらいのウミホタルがいるのだろう。

 

・・・・・ってことでスポイトで砂を吹き飛ばしてみた。

驚いて青い光を放ったものがある。

 

 

ウミホタルは観察するために捕まえると光る液を出す。

光は、危険を仲間に知らせるためとか、敵を驚かせて逃げるため、威嚇と言われている。

体内で黄色く見える部分とその周辺を上唇腺と呼ぶ。ここに基質(ルシフェリン)と酵素(ルシフェラーゼ)があり、別々の管から射出される。 ルシフェリンとルシフェラーゼが海水中で混合してさらに海中の酸素と化合して、青白色(460nm)に発光する。

 

真夜中、ウミホタルの水槽では本当に蛍のようにポワッポワッと光る青い点が見える。

射出された発光物質は水にインクを垂らしたように見えるが、真夜中の光はウミホタルだけが光っているように見える。


しかし、別の管から出た基質と酵素が酸素によって加速させる化学反応だとすれば、ウミホタルの体内で発光物質は光らないと考えられる。 実際にNHKなどの番組資料を見ると、体内では光らないと書いてある。


ウミホタルの光は求愛にも使われるという。発光ディスプレイと呼ばれ、水面近くで螺旋旋回を行うらしい。
最初はこの青い点の光が、驚かせた時の光とは違うので、これが発光ディスプレイかとも思ったけれど、そうじゃないようだ。


しかし、発光ディスプレイと危険を察して放つ光のどこが違うのだろうか。ウミホタルがみればわかるのだろうか。

 

ウミホタル/きらら舎


 静かな水槽の中。
今夜もぽつりぽつりと青い点が光っている。

 

その後、ウミホタルの研究をしている阿部勝巳さんが書かれた『海蛍の光ー地球生物学にむけてー』(筑摩書房1994年3月)の中に答えになるかもしれないものをみつけた。

 

阿部さんは当初ウミホタルの発光を3種類としていた。

 

1つは捕食者に対する威嚇や逃げるための手段、それが結果的に味方への警告にもなる。

ウミホタルは分泌腺周囲の筋肉で発光物質の射出量を調節することができ、捕食者に対しては強烈な光を放つ量を射出する。

2つめはオスの求愛のためのもの。水面近くまで浮上したオスが螺旋を描きながら(そうではない場合もあるそうだ)光を放つ。 わたしは「これが求愛の光だ」と意識して観たことがないので、捕食者に対する場合とどう違うのかわからないが、月明りさえ嫌うというウミホタルが、嫌う光を求愛に用いるというのは、きっと全く違うように(ウミホタルには)見えるのだろう。

あるいは、光自体を嫌っているわけではなく、警告のための蛍光物質の射出や求愛の光が、外部の光によって効果が薄れてしまうことを嫌っているのだとすれば合点がいく。

 

さて、阿部さんが考えていた3つめの光。

「海底に見えるボーッとした光」

これこそが、わたしが蛍のような光としていたものだ。

真夜中、水槽の底でポワッと光る。実際には蛍のように点滅はせず、光がそこにある感じ。しばらく点っていて消える。そんな点がいくつか現れる。

ところが、結果的にこれも捕食者に対するものだったようだ。

目眩ましではなく、囮の光なのだという。光だけを点として残し、自分はそこから立ち去るのである。

詳しい説明は阿部さんの著書を読んでいただくこととしてここでは省略する。

 

しかし、ここでまた疑問が残る。

水槽に囮の光を使って逃げるべき捕食者(ハゼ)はいない。

 

 

 

 

 



| 1/8PAGES | >>