ミニミニ切手。できました。
とにかくちっこいです。
そもそも、この切手を作ろうと思ったのには、市販のパンチがきっかけです。
市販のパンチで、小さな封筒の形に抜けるものがあります。昔は、ミニインクとセットにする封筒を作るのに使っていましたが、最近は、いろいろな方がこのパンチでミニ封筒を作っているので、
「何も苦労して作ることはないや」
と、あっさり買う立場になることにしました。
だって、大変なんです。ミニ封筒そのものを商品にする(つまり大量に作らねばならない)ことは、同じ作業を長く続けられない自分には無理。インクとセットの封筒を作るくらいが限界でした。
買う立場になって、何種類かの小さな封筒が手元に集まりました。
ある日、ドール家具のイメージ写真を撮影しようと思い、小さな便箋(これは紙をきればいいので簡単に作れます)に細いペンで手紙らしきものを書き、小さな羽ペンと一緒にドール用ライティングビューローに置きました。ミニインク壜も少し遠くにピントがぼける感じで配置しました。
……でも、なにかが足りないなあと、小さな枯葉を作って落としてみましたが、これはわざとらしい。
封筒にも宛名を書いて小さな消印スタンプを捺してみることにしました。
遠い国の友人から届いた手紙……というシチュエーションです。
ところが!!!
「切手がないとおかしいじゃん」
と、そこで気づきました。
そんなわけで、その封筒に合うサイズの小さな切手を作ったというわけです。
最初、水糊付きの外国の紙にインクジェットで印刷してみました。
でも、水糊なので、使う時は湿らせます。水が多すぎればインクが滲んでしまいます。
もともと小さいものだから、つい水も多目になってしまうはず。
そこで糊部分は諦めてオフセット印刷で作りました。印刷屋さんに出したため、大量に印刷があがってきました。こうなれば販売用のものを作らねばなりません。
それで生まれたのが、このミニミニ切手セット。
柄は8種類。各2枚をグラシン袋に入れてセットしました。
本当はこの灯台イラストは豆本用に描き始めたもので、夏には豆本になるはずだったのですが、いまだに完成していません。
先に切手になっちゃいました。それももう秋という今さら、灯台………。
一緒に書いたレンズの線画は、完成しても、なんだかよくわからない感じで。
でも、せっかくなので、ラベルの横に一緒に印刷しました(切手と一緒に入れておきます)。
これはフレネルレンズ。こちらの話は、表ブログ(天氣後報)のほうに書いておきます。
豆本カーニバルまで1ヶ月をきったので、そろそろ豆本、作らねば。