人形のこと

若い頃。
井の頭公園駅前にあるミルクホール「宵待草」で開催されていた「サロン」に少しの間参加していました。そこのオーナーでもある吉田キミコさんは天野可淡の知人でもあって、店にはカタンドールの写真集なども多く、吉田さんも人形を作っていらっしゃいましたし、サロンの講師を勤めていた小澤清人さんも数多くの人形のコレクターでした。

サロンに参加している方にも球体関節人形を作っている方が多く、今でも、時々その方たちの参加する人形展に行ったりしているのですが、本当は人形は幼い頃から苦手でした。

弟2人の3人姉弟の長女で、リカちゃん人形などは持っておらず(人形は居なかったけれどリカちゃんハウスは持ってました!)、弟と共有の塩ビの怪獣の人形で基地遊びや戦闘ごっこをしていたことも人形が苦手な原因になっていると思います。それでも「宵待草」との出会いや、ドールカフェを始めるきっかけとなったKさんとの出会いが、なぜか、人形との縁をつないでいます。

苦手といいながら、最近はドール関連の仕事が多くなりました。
お店のお客さまにもドールユーザ率が結構高いのじゃないかと思います。

もともと、ミニチュアは好きだったのですが、そこに、人の形をしたものが居ると、ミニチュアな空間は突然生き生きとしてくるのですね。

少しづつカフェのドール人数が増えている今日この頃。
もしかすると、これはドールたちの意志なのかもしれません……な〜んて。浪費をドールのせいにしてみたりして。

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