机のまわりの小さなタイドプール〜秋その2〜

明後日の海月観察会のメインはミズクラゲのストロビラ&エフィラ遊離の観察。
人間の出産予定日や櫻の開花予想と同じくらい、確実にこの日というわけにはいかないのだが、
専門施設で温度・給餌・光量を調節することで観察会ではほぼいい感じを観察することができる。

海月観察会では、その時に発生しているクラゲも観察できるようにしたいと思っていて、
まだ2日前なので、突然死んだりする可能性もなくはないのだが、
とりあえず現時点の状況を記しておくことにする。


ミズクラゲ

これは気温が下がったら、専門施設にてストロビレーションを起してクラゲを発生させる・・・・ので、
現在はポリプがストロビラ化している状態だろうと思われる。
明日、到着する。

ミズクラゲポリプ/きらら舎
通常のポリプ。このまま殖える。

ミズクラゲポリプ/きらら舎


ミズクラゲポリプ/きらら舎
ストロビレーションが始まった。

ミズクラゲポリプ/きらら舎
だんだん色が濃くなりくびれがはっきりしてくる。

ミズクラゲポリプ/きらら舎
ミズクラゲポリプ/きらら舎
ミズクラゲポリプ/きらら舎
拍動が始まった

ミズクラゲポリプ/きらら舎
ミズクラゲポリプ/きらら舎
エフィラ遊離

海月観察会では、希望者には持ち帰っていただくのだが、かなり数は余ると思われる。
遊離したエフィラ幼生(クラゲの前段階)は別の容器に移す。
参加者の方にはストロビラを1〜2個、お持ち帰りいただくので、発生するエフィラは10〜40個体くらいであろう。
平均して20くらいだと予想される。
これ以上多かった場合は容器を複数用意して対応していただく予定。

参加者といっても少ないので、かなりの数は残る。
個人的に毎年の行事であるが、
100以上のエフィラとなるので、飼育容器はペットボトルで自作する。

今年はたくさん発生しているサカサクラゲと共に、 11月26日(日)のアクアリウムバスにて販売予定(間借りしての出店)。

エフィラはこの時期にはメタフィラ〜稚クラゲとなる。
ミズクラゲ/きらら舎

何段階かに調節してみる予定。
その後、水槽のパンチングボードの穴から吸い込まれないサイズになったら 水槽に移す。
今年は何か月飼育ができるだろうか。
(いずれにしても小さな水槽で1年は生きないので、来年、また海月観察会に合わせてクラゲを出す)
ポリプはそのままあまり増やさないように調整しながら飼育していく。


サカサクラゲ
ミズクラゲのポリプは基質からはがしてもまた再固着するので、ストロビラで配布しても
クラゲを出した後は、容器に固着してそこで生活を始める。
しかし、サカサクラゲのポリプは再固着できないので、滅多には配布はしない。
(夏休みには少し配る・・・・・そうしないと増える一方なので)

飼育はじわじわ増えるポリプびんと、サイズで分けている水槽が2つ。
エフィラをサイズわけしていくつかの容器。
サカサクラゲのエリアは大き目である。

今回は毎日出ているエフィラと少し大きくなったものを観察できるようにする。


エダアシクラゲ
撮影した写真を見ると、前回大量発生したのは今年の2月である。
普通は気温が上がるとクラゲが発生するはずなのだが、夏の間はしょぼしょぼのポリプのみであった。
最近、またクラゲが出始めた。
あまり出過ぎるとポリプは縮んで弱るのだが、もはや発生のトリガーはわからないので
縮まないよう、給餌のスパンを短くすることにする。

これも観察会でお披露目できそうである。
エダアシクラゲ/きらら舎
ポリプは地味なのでお披露目はしない予定だが、ちょうどクラゲ芽がでていたら少しは面白いかもしれない。
エダアシクラゲ/きらら舎



ベニクラゲ
採集時、かなり成熟していたので、寿命としては1か月飼育できればよし、と言われていた。
そろそろ、その1か月が経過する。
個人的には一番好きなクラゲである。
ぜひ、参加者の方にもお見せしたいと思っていたのだが、なんとか生きていてくれているのでよかった。

ベニクラゲ/きらら舎ベニクラゲ
ポリプは専門家でも長くは飼育できないというので、現在は慎重に飼育している。
過保護なので、門外不出(笑)
ベニクラゲはプラヌラからストロン(ヒドロ根)がのび、そこからポリプが出芽する。
少しづつストロンが伸び、ポリプが殖えていく。
ストロンだけ伸びている状態のものもあるが、そこからポリプが出ることがまず難しい。

ストロンからポリプが出たものを観察していると、ブラインシュリンプを捕まえてはいるようだ。
しかし、上手く食べることができているのかはわからない。
いくつか出芽したポリプのどれか一つでも、ブラインシュリンプを捕食することができているのであれば ストロンを共有しているので、ポリプ全体に栄養がまわりそのポリプは安心である。

しかし、小さなポリプの場合、ブラインシュリンプを食べることができなければ生きていけない。

実はベニクラゲ水槽とポリプ壜には大量の微生物が発生している。
そのために弱っていることもないので、もしかしたら捕食対象かもしれないし そのままにしてある。

小さなポリプにワムシを与えてみることも検討したが、 現在の状況で安定しているので、少し様子をみてみることにした。

ただ、小さなポリプのためにベトナム産のブラインシュリンプを買ってみた。
グレートソルトレイク産よりもサイズが小さいのだ。
切りかえるのではなく、両方を与えてみることにする。

小さなポリプが上手く捕食でき始めると、ストロンの中心くらいのところに 栄養貯蓄場所ができるようだ。
本来であれば、捕食したポリプがブラインシュリンプ色に色づくのだが、
ポリプのブラインシュリンプ色はあまり長くは続かないようで、
栄養は貯蓄所に移送されると思われる。
ポリプが大きくなると栄養貯蓄所も大きくなる。
この貯蓄所ができると、少し安心する。

ベニクラゲポリプ/きらら舎
ベニクラゲポリプ/きらら舎

それから、ポリプは大量のブラインシュリンプの抜け殻みたいなものを付けている。
微生物はこれに付くのかもしれない。
抜け殻みたいなので、ポリプは全部呑みこまなくても、ブラインシュリンプの栄養分を吸い取れるんじゃないかと実は考えている。


エイレネクラゲ

エイレネクラゲもヒドロ虫綱のクラゲなので、ストロンで殖える。 容器の中は真っ白いストロンでいっぱいだ。
クラゲはあまりでない。

観察会では仕方がないので、ストロンだけお見せする。
(希望者には配布もする)

エイレネクラゲ/きらら舎


マミズクラゲ
その名のとおり、淡水に棲息するクラゲである。
現在ポリプのみ維持している。
地味だし小さくてわからないので、こちらのお披露目はなし。


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